特殊効果マン
特殊効果マンとは、映画やテレビ番組、イベントなどで花火を仕掛けたり、雪や雨を降らせたり、強風を吹かせるといった特殊効果を担当し、略して「特効屋」とも呼ばれる。
特殊効果マンは、特殊な機材を用いてタイミングよく特殊効果を演出する役割を担うだけに、技術力が必要である。
また、火気を扱うだけに煙火従事者や危険物取扱主任者などの資格も必要になる。事前に専門学校や大学で学ぶというよりも、現場で働きながら知識や技術を身につけることが重要。
特殊造形師
特殊造形師とは、映画の世界では、怪獣、宇宙人などの空想上のキャラクターを設計、制作等を担当し、特殊造形物を使った撮影に必要な造形物を制作する仕事をいう。
街並みや宇宙基地など大がかりなセットを模型にしたものをミニチュアセット、宇宙船や家などを縮小したものをミニチュアモデルという。
原寸大の街並みや宇宙基地を作るのことは不可能であるため、縮小したミニチュアが必要となるわけであるが、よりリアルな特殊造形をつくることが要求される。
美術監督・美術デザイナー
美術監督・美術デザイナーは、映画撮影時の風景やセット、道具などを、映画のイメージに合わせて制作する。
美術監督や美術デザイナーの仕事は、映画監督と相談しながら映画の脚本イメージに適合するセットをデザインし、大道具や小道具、装飾などの美術部スタッフたちに指示しながら、デザインしたセットを実際に作り上げていく。
美術監督や美術デザイナーが設計するセットや道具には、俳優たちが演技する際の位置、撮影方法等のことを考慮した上で、ストーリー、人物設定についても計算されていなくてはならない。そうした細かな点まで計算してセットのデザインと設計をした上で制作する。