シナリオデベロッパー
映画化できるシナリオをじっくり吟味して探し出し、そのストーリーを実際に映画化できるようにアレンジし直す専門家を映画シナリオデベロッパーと呼ぶ。映画になりそうなシナリオなら何でも良いというわけではない。
シナリオのストーリー展開や登場人物のキャラクター設定やセリフの内容等をしっかりとチェックした上で、ヒットを飛ばすことができるようにプランニングする。
アメリカの映画界にはシナリオデベロッパーとしての職が確立しているものの日本では映画監督や演出家が兼務しているのが現状。いわば「映画の生みの親」がシナリオデベロッパーなのである。
しかし、本気でシナリオデベロッパーを志すなら、本場ハリウッドで修行する方法が最適である。
スタントマン
スタントマンとは、映画などで撮影の際、危険な場面で俳優に代わって危険なアクションを代行演出する人。
衝突する車や暴走する列車内でのアクション、飛行中のヘリにぶら下がったり、毒蛇や猛獣などとの共演、落下したり炎に包まれたり、非常にリスクの高い危険なパフォーマンスを演じる、常に危険と背中合わせの仕事なので、優れた運動神経や反射神経を持ち合わせている人材が求められる。
あわせて、いかなる状況下のスタントでも冷静沈着に実行できる強い精神力と強靭な体力が必要のため、日常的に心身を鍛えておくことが重要。
スクリプター
スクリプターとは「記録係」を意味し、映画撮影時に詳細な記録をする役割を担う。撮影された無数の素材の一つひとつに区別ができるようなマークをつけ、編集時に混乱が起きないように整理する仕事。
たとえば、演出や俳優のアドリブによってセリフがどう変化したか、どのシーンでどんな衣装や小道具を使用したかなどを詳細に記録して行く。
スクリプターという名称からは新しい職業のような印象を受けるが、もとは英語が禁止されていた戦時中に「記録」と呼ばれていた職業。しかも男社会にあって唯一女性の職業として確立されていた仕事でもある。