邦画の興行収入TOP10
邦画の興行収入TOP10
日本の映画市場は、アニメーション作品が大きな牽引力となっているのが特徴です。
特に近年は、人気漫画やテレビアニメの劇場版が歴代の興行収入記録を塗り替えるケースが目立っています。
歴代の邦画興行収入TOP10は、調査時点により変動しますが、最新の情報に基づくと、以下のようになっています。
配給会社については、複数の会社が関わっている場合もありますが、主な会社を記載します。
順位 公開年 作品名 興行収入(億円) 主な配給会社
1 2020年 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 407.5 東宝、アニプレックス
2 2001年 千と千尋の神隠し 316.8 東宝
3 2025年 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来 280.9 東宝、アニプレックス
4 2016年 君の名は。 251.7 東宝
5 2022年 ONE PIECE FILM RED 203.4 東映
6 1997年 もののけ姫 201.8 東宝
7 2004年 ハウルの動く城 196.0 東宝
8 2003年 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 173.5 東宝
9 2023年 THE FIRST SLAM DUNK 164.8 東映
10 2024年 名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 158.0 東宝
このランキングからもわかるように、宮崎駿監督作品や新海誠監督作品、人気アニメ・漫画の劇場版が上位を占めており、アニメーションの強さが際立っています。
実写映画では、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』などが健闘していますが、全体としてはアニメ作品が市場を牽引している状況です。
東宝、東映といった伝統的な大手配給会社が依然として大きな力を持っていますが、近年はコンテンツホルダーとタッグを組んだアニプレックスなども存在感を増しています。