映画俳優
映画俳優は、与えられた脚本にもとづき、演出家、監督などの支持のもと演技と台詞の通りに演じる役者のこと。何度もリハーサルを重ね、演出家の指示に従って、共演者と息を合わせ演技を作り上げてゆき、本番で最高の演技を披露する。
しかし、かつて日本映画全盛のころは映画俳優という確固たる職業があったが、今は死語に近いものがある。
それだけ映画出演一本で生活の糧を得ている俳優はほとんど日本にはいないということか。むしろ映画俳優単体ではなく、テレビドラマに出演したり、テレビCFや舞台に登場しながら映画出演(できれば主役)の機会を狙う。
映画全盛期のように撮影所システムが機能していれば、撮影所が抱える「新人」としてデビューすることができたが、今はそうした新人映画俳優はほとんどいない。海外からの映画の影響を受けて、映画俳優を目指す若者は多いが、脚光を浴びる映画俳優はほんの一握り。
生まれもった才能の持ち主なら別だが、一般的には日々演技の勉強を行い、才能を磨かないと夢に終わる。
まず映画俳優としての演技に必要な発声と演技動作には体力が必要なため、筋力トレーニングと心肺機能を高めておくとよい。
SFX
SFX(エスエフエックス)とは、「Special Effects」(特殊撮影)が語源で、英語ではSpFXと表記される。CGや光学的処理を駆使した映像・画像の視覚効果を指す。アメリカではSFXの製作過程でイメージを膨らませるために絵を描き出す職業を「SFXイラストレーター」と呼んでいる。
日本ではまだ定着している職業ではないが、SFXを用いることが主流になった現代の映画には不可欠な存在である。
SFXイラストレーターの仕事内容は、空想の世界や未知なる生物などを想像力を駆使して絵を描き出すこと。映画製作現場では、スタッフらはSFXイラストレーターによって描かれたイラストを元にイメージを共有し、全体像を導き出すため、とても重要な職業である。
さらにマット画と呼ばれる背景部分の絵を描き出すことも求められる。SFXイラストレーターには、想像力のみならず芸術的センスも必要である。